2009年08月07日

給与明細は謎だらけ (三木 義一)

総得点 (15点満点) : 9 点

内訳
文章 (1-5) : 3 点, 内容 (1-5) : 3 点, 感動 (1-5) : 3 点

書店の中をうろついていたら、この本が目にとまった. 以前から給与明細をみるたびに、たいして稼いでいないのにずいぶん税金をいっぱい取られているなと不満を感じていた私は、この本のタイトルに惹かれて思わず買ってしまった.

内容はサラリーマンの給与に関する税金の説明を行ったもの. この本では、"サラリーマン"のことをあえて"羊たち"と比喩し、給与からいかにたくさんの税金がむしりとられているかをネガティブな視点で記述している. 現状把握に力点を置いており、税金対策のようなノウハウ本でない.


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この本では、難解な税金をなんとか分かりやすく説明しようとがんばっているのだが、結局わたしが理解できたことは、税金の計算は複雑で分かりにくいということである. 国にとってみたら、税金を分かりにくくすることで、税金を徴収しやすくするという利点がある. 国民にとってみたら、税金が分かりにくいために、なんとなく手取りが少ないなーと思っても、どこに原因があるか特定できず、もやもやしたまま税金を徴収されつづけるのである.

そんな現状に対する著者の憤りがこの本からは伝わってくる. ただ、私がこの本を読んで気になったのは、ちょっと主張が偏りすぎている点である.ここでは"サラリーマン"を"羊たち"とあえて比喩したり、悪い面ばかりを強調していて、フェアではないという印象をうけた. 読者をわざと怒らせようと、変に誇張した表現を使っている印象を受ける. なんだか著者の意見を無理に読者へ押しつけているようで、私としてはその点が残念であった.

この本を読んで私が改めて感じたことは、給与所得を増やすことは得策ではない、ということだ.

例えば、もし手取りをもっと増やしたいなーと思って残業時間を増やしたり、会社に内緒でこっそりアルバイトをしたりしてがんばったとしても、その分、給与所得が増えてしまい、結局は税金として徴収されて自分が思った以上に手取りは増えない. お国のために働きたいのならそれでいいのかもしれないが、そうでなければ、やはり不労所得を増やす努力をする方がずっと得策なのであろう.



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posted by lhflux at 08:33| Comment(2) | TrackBack(0) | ビジネス書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
サイト運営し始めた者なんですが、相互リンクしていただきたくて、コメントさせていただきました。
http://hikaku-lin.com/link/register.html
こちらより、相互リンクしていただけると嬉しいです。
まだまだ、未熟なサイトですが、少しずつコンテンツを充実させていきたいと思ってます。
突然、失礼しました。
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Posted by hikaku at 2009年08月07日 12:07
hikakuさん、こんにちは.
相互リンクの申し込み、どうもありがとうございます.
ただ、hikakuさんのサイトで、私のブログ内容に沿ったリンク集が見当たらなかったので、残念ながら相互リンクを貼ることができませんでした.

ということで、今回は相互リンクできませんでしたが、hikakuさんのサイトに書評関係のリンク集ができましたら、またご連絡していただけるとうれしいです.

Posted by lhflux at 2009年08月09日 09:50
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