2011年07月31日

セールス・アドバンテージ (D・カーネギー)

この書評ブログをはじめて4年が経つ。書評に科学的手法を取り入れて、おおよそ週1回のペースを目安にブログを更新してきた。

"科学的手法"なんていうと、なんか小難しいことでもしているように聞こえるものの、そんなことはなく、ただロジカルに書評を書いているだけである。"ロジカル"なんていうとエラく難しい文章で書かれているように聞こえるものの、これまたそんなことはなく、ただスジの通った分かりやすい文章を目指しただけである。これまでの記事がどうであったかはとりあえずワキにおいといて、私の中ではそういう意識でやってきたし、これからもそういう意識を持ち続けていくつもりである。

そうやって、これまでいろんな本を読んできて気づいたことは、「どんな本でも良いところがある」という視点である。というのも、私がツマラナイと思った本でも、他の人には面白い場合もある。今の自分には役に立たない本であっても、10年後に読み返してみると、ものすごく役に立つこともあるだろう。私が「そんなのアタリマエだよ」と思う内容の本でも、10年前の自分が読めば感動したかもしれない。これらは、一冊の本との出会いを自分なりに大切にし、正面から向きあってきて気づいた私なりの視点である。そんな本の良い点をこのブログの訪問者にチョットでも伝わればうれしい。

しかし、多くのビジネス書を読んできて、「ブログで利益をあげる責任がある」ことにも気づく。テキスト文字をインターネット上で誰もがアクセスできるよう公開しているのであれば、たとえほんのチョビっとだとしても、社会に役に立つ情報を提供する必要がある。書評ブログなんて趣味でやっているから続くのだ、と言われればその通りかもしれない。けれども、社会に貢献したから利益を受けるのだ、といわれれば、少なくとも本の代金程度の売り上げをブログ関係で計上できないと社会に貢献できていないことになる。現状では、読む本をすべて図書館で借りて経費削減することで利益をあげることもできなくはないものの、著者に利益を還元するという意味でも、やはり新書を購入してもなお、利益があげられるような体制を創らないと、社会に貢献しているとは言いがたい。ビジネス書にかいてある内容が役に立ったと証明する意味においても、そろそろこのブログでしっかりと利益をあげれるようにならないとイケナイような気がしてきている。そうでないと、これまで私が感銘をうけた良書に対して申し訳ない。

じゃあ、利益をあげるためにしなければならないことは何だろうか。そう考えて、私が最終的に行き着いた先が「セールス」である。この答えが間違っていないことを、本書はこう告げる。

セールスパーソンが現代ビジネスにいかに重要かを、レッド・モトリーはいみじくもこう言っています。「誰かが何かを売るまでは、何も起きない。」(p.3)

では、読書で「セールススキル」を学ぶためにはどうすればよいか。その疑問に対する私の出した答えが、本書である。以下に、本書について簡単に紹介してみる(ちょっと長い)。


にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ人気ブログランキングへblogram投票ボタン

続きを読む
posted by lhflux at 10:38| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月16日

20代で身につけたい質問力 (清宮 普美代)

「一番じゃなきゃだめですか?」

2010年度分の事業仕分けのとき、当時仕分け人を努めた蓮舫議員が次世代スーパーコンピュータの開発費をめぐる議論で言い放った質問である (正確には、「世界一になる理由は何かあるのでしょうか。2番ではダメでしょうか」と主張していたようだ。)

この質問には賛否両論があるだろう。ある人は戸惑い、ある人は興味をもち、ある人は憤慨し、ある人は同意し、ある人は応援し、ある人は敵対視した。質問の是非はともかく、この質問によって多くの日本人の中で何かが動いた。非常にシンプルであるにもかかわらず、日本社会の関心を一気に集め、これだけ日本国民に大きなインパクトを与えた質問はめずらしい。この質問で日本国民はいったい何を動かされたのだろうか。こういった質問は人々にいったいどんな変化を引き起こすのだろうか。

以下に、本書にかかれていた質問のもつ力について紹介してみる。なお、本書は株式会社ラーニングデザインセンターの藤田様より献本いただきました。どうもありがとうございます。


にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ人気ブログランキングへblogram投票ボタン

続きを読む
posted by lhflux at 09:57| Comment(0) | TrackBack(2) | ビジネス書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月10日

0歳から育てる脳と心−8つの才能を伸ばす33のルール (森田 勝之)

息子が2歳になったころ、簡単なパズルを買い与えてみた。当時、息子がはまっていたボブとはたらくブーブーズ (原題:Bob the builder)のパズルである(下の画像。アマゾンリンクあり)。


そのときの息子の様子と父親の言動をみてみよう。

息子:パズルのピースを上下サカサマにもつ。
父親:「これは上下サカサマだよ。上はこっち。ハイ、これをそこにはめてみて。」
息子:パズルのピースを違う場所にハメる。
父親:「ちがう、ちがう。こっちだよ。」
息子:パズルのピースを持ちあげるも、またも上下サカサマにもってしまう。
父親:「おっとまた上下サカサマだ。ハイ、持ち方はコウ。はい、どうぞ。」
息子:なんとか、正しい場所にパズルのピースを置く。
父親:「うおー。上手にできたねぇ。すごいすごい。さあ、次は?」
息子:はめにくいパズルのピースを手にする。
父親:「お、それは難しいピースだなぁ。さあ、挑戦だ。がんばってみよう。」
息子:ピースを台に置くも、以前に置いたピースが崩れてしまう。
父親:「お、おしい。ここがコウで、これはコッチで、はい、元通り。」
息子:「ワーーーーー!!! ガチャガチャガチャ」突然憤慨して、パズルをバラバラにする。
父親:「あははは...。パズルはちょっとまだ早すぎたのかなぁ。」

果たして、子どもにパズルはまだ早すぎたのだろうか。以下に、本書に書かれている子どもの知性の発達について紹介してみよう。


にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ人気ブログランキングへblogram投票ボタン

続きを読む
posted by lhflux at 14:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 子育て | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。